概要

多人数戦用カジュアル変種ルールの1つ。統率者と呼ばれるリーダーのような伝説のクリーチャーを軸に組まれたデッキで他のプレイヤーを脱落させることを目標とする。 一般的には無差別戦で行われ、「複数への攻撃」を用い、「影響範囲制限」を用いない。

詳細ルール

大幅にMtGの基本ルールと違う点があるため、すべて記載する。

構築ルール

• ハイランダーである。（基本土地以外のカードは1枚制限である。）
• ライブラリーの1枚のカードを統率者と指定する。
  • 統率者は伝説のクリーチャー、もしくは「統率者に指定できる」とテキストにあるカードを指定できる。
  • また、共闘を持ちそれぞれが統率者指定できる条件を満たすカード2枚、 背景選択を持つカードと背景を持つカードの組み合わせ等であれば2枚を指定することができる。
• 統率者の枚数に問わず、デッキの枚数は統率者を含めて100枚である。
• 固有色の一部が統率者の固有色に含まれないカードは使用不可である。
• サイドボードは用いないが、相棒は使用可能である。
  • 相棒は固有色のルールに従う必要がある。また、メインデッキと合わせてハイランダーでなければならない。

ゲームルール

• ゲームの開始時に、構築段階で指定した統率者を表向きに統率領域に置く。
• 多人数戦のため、すべてのプレイヤーはフリー・マリガンを行うことができる。
  • 各プレイヤーは最初のマリガンを、ペナルティ無しで行うことができる。
    （マリガン時のペナルティの計算の際、最初のマリガンをカウントしない。）
• 統率領域にある統率者は、それが唱えられるタイミングであるなら唱えることができる。
  • モードを持つ両面カードや当事者カードであっても、タイミングが問題ないのであれば第2面や出来事として唱えることができる。
• 統率領域から統率者を唱える時、そのカードがそれ以前に唱えられた回数1回につきを支払わなければならない。
  • これはカードごとに数える。
    • つまり、第1面と第2面や、当事者と出来事は合わせて数え、共闘は別に数える。
• 墓地、追放領域、手札、ライブラリーのいずれかの領域に統率者が置かれる際、オーナーはそれを統率領域に戻すことができる。
• 同一のカードの統率者から受けた戦闘ダメージを統率者ダメージという。いずれかの統率者の統率者ダメージが21点に達したプレイヤーは敗北する。
• ゲームの外部から、他のカードをゲームに加えようとする効果は機能しない。
  • 相棒は加えるカードと加えさせるカードが同一のカードのため、機能する。
• ゲームの外部から、開始時のデッキに含まれているカードや固有色がそのプレイヤーの統率者の固有色と合致していないカードは加えることができない。

禁止カード (2023/09/14現在)

関連リンク

• 公式サイト

関連フォーマット

• ブロール
• Duel Commander